今日は秋田の郷土料理、きりたんぽ鍋の作り方を紹介するよ!
秋田から、きりたんぽ鍋セットを送ってもらったので、今日はきりたんぽ鍋を作ります。
秋田にいた時は、全く気がつかなかったんだけど、きりたんぽって秋田の「贅沢な食べ物」なんですよね〜(しみじみ)
きりたんぽは秋〜冬がシーズン(かな?)お客様のおもてなしとか、人が集まると、かなりの高確率で出てきます。(オールシーズンという説もある)
新米が出る季節、秋になると新米で作った、おいしいきりたんぽが出てくるよ。
きりたんぽ、材料がいろいろ必要なので、個別に集めてくると地味に大変です。理想は全部「セット」になっていると手間がなくて、作るのとっても楽ちん。味もバッチリ、おいしいですよ。
真面目に作ると総工費が高めです。(だよねー)材料で味が決まる、と言ってもいいと思います。
きりたんぽ鍋 材料
・比内地鶏のお肉
・きりたんぽ
・糸こん
・ごぼう
・きのこ(今日はまいたけ)
・セリ
・油揚げ
・長ネギ
・比内地鶏スープ(濃縮タイプ)
今日は分かりやすく、イメージしやすいように写真多めにして作っていくよ。
一度も作ったことがない、食べたことがない、もらったけどコレどうするの?? という人でも、これを見れば、きっと大丈夫!(なハズ)
多少順番が違っても、煮る料理だから煮ちゃえば大丈夫よ〜
*大量とかいてあるものは多めに入れるよ。あとは食べるだけ、好きな量を入れてね。
〜下ごしらえ〜
・比内地鶏のお肉
セットのお肉は食べやすい大きさに切ってあるので、そのまま使います。
お肉セットには もも、むね、ハツ、レバー、きんかんが入っています。
あと、ここのお店は(オリジナルかな?)鶏だんご(鶏肉と骨のミンチのだんご)も入ってます。比内地鶏、ダシが出るいい肉です。
・きりたんぽ
1人前はだいたい1~2本くらい必要です。人数分を半分に(ななめ、まっすぐお好みで)切って入れます。男の人や食べ盛りの子は1人で2~3本食べるかも・・・。
きりたんぽは、お米を大量に消費して(つぶして圧縮、焼き固めてある)作る食べ物なので、実は炭水化物の塊です。もちもちで美味しいんですけど、大量に食べると太・・・(以下略)おいしいよ!
・糸こん
よく洗って、食べやすい大きさに切ります。
アクが強いこんにゃくの場合は下茹でするといいかも。
・ごぼう(大量)
ごぼうの皮をむいて、水にさらして、うすーく、うすーく、ささがきにします。
下ごしらえ済みのものがセットになっているので、今日は開けて水切りするだけ。写真だと少なく見えるのですが、かなりたっぷりの量です。
・きのこ(まいたけ大量)
大きめに、ワイルドに裂きます。季節になると山で採ったきのこを入れたりもするよ。
・セリ
水で洗って食べやすい大きさに切ります。根っこの白い部分も食べるよ。
・油揚げ
1cmくらいに切ります。(足りなかったので、この後追加で切ったよ)
・長ネギ(大め〜大量)
水で洗って、大きく太めに斜め切りにします。いっぱい入れるといいよ。(足りなかったので、ネギも追加で切ったよ)苦味とかえぐみがない、やわらかいネギ。(煮るとさらに甘く)
・比内地鶏スープ(濃縮タイプ)
写真の白いつぶつぶは「鶏の脂」です。(わかるかな?)脂が入っているので、開けるときはボトルをよく振ってから使いましょう。
濃縮タイプなので、書いてある比率に合わせて、水で薄めてお鍋に入れて使います。
しょっぱい時は「水」薄い?と感じたら「スープ」で調節してね。
それでは、作っていきます。
(1)お鍋に比内地鶏スープを入れ、ふたをして鍋を温めます。
(2)スープが温まったら、ごぼう、お肉、糸こんを入れます。
※肉を入れるとアクが出てくるので、軽くアクをとります。
神経質にとりすぎると、おいしさ(うまみ)も減ってしまうので、ざっくりでOKです。
(3)油揚げを入れます。
(4)電子レンジできりたんぽを軽くチンします。
そのままだときりたんぽが固いので、軽くあたためるよ。
固いけど、ほんのりあったかいかな?くらいでOKです。(30秒くらいかな?)チンしすぎないでね。
(5)ねぎ、まいたけ、きりたんぽ、セリの根っこを入れます。
お鍋にふたをして、ねぎ、まいたけ、きりたんぽに火を通すよ。
(6)最後に、セリを入れます。
セリはすぐに火が通るので、本当にできあがる直前、最後になったら入れるよ。
セリは煮すぎないでね。
きりたんぽ鍋、完成です!
きりたんぽ鍋ができました。 さぁ、食べよう。お皿に取り分けて、いただきます。
The 秋田の味。うまみがダシに出て、たいへん食がすすみます。
あー。美味しいです。この味この味。
きりたんぽのお米もふっくら、ねぎが甘い。セリは香り高くてサクサク。まいたけのダシ〜
比内地鶏、お肉おいしい。(語彙がないので箇条書き)
おいしいダシがたーっぷり出ているので、シメは雑炊、おじやにしたり、うどんを入れてたべると美味しいです。塩分控えめにしたい場合はうどんがおすすめです。(汁は飲み干さない)
結構しょっぱい(塩分高め)んですけど、おいしいのです。
きりたんぽ鍋 作り方のコツは?
きりたんぽは「長時間煮込みません」スープで煮る、という感じかな。
きりたんぽはお米だけで出来ていて、つなぎが入っていないので、きりたんぽがスープに浸かっていると「崩壊して溶けます」食べるちょっと前に入れるんだよ!
あと、濃縮スープを使って作る場合は、スープ自体が割としょっぱめなので、ぐらぐら加熱すると煮詰まるというか、塩っ気がひきたつというか、更に濃い感じになってしまうので、強火でグラグラ沸かさないでね。(中火くらいかな)
あと、最後に加える「具」
= ねぎ、まいたけ、きりたんぽ、セリは柔らかいので、加熱しすぎると煮えすぎて、美味しくなくなってしまいます。
食事(食べる)まで時間がかかる場合、(2)のあたりで止めておきましょう。
※家族の予定があわなかったり、時間差で食事したりする場合は、スープや具材を別にして分けておくといいよ。(2回煮なきゃいけないけどね)
以上。ななご流、きりたんぽの作り方のまとめでした。
きりたんぽ鍋、なかなか材料を揃えるのが大変なんだけど、機会があったら挑戦してみてね!おいしいよ!
おしまい。