炊き込みご飯はなぜ失敗するのか?

あさりとたけのこの炊き込みご飯 炊飯前

前回、炊き込みご飯を作ったのですが、今回は炊き込みご飯についての気になるイロイロ。読み物記事です。

炊き込みご飯の失敗のあるあるから、炊き込みご飯をおいしく作る方法、失敗しちゃった炊き込みご飯はどうしたらいいか?まで、炊き込みご飯について気になることをまとめます。

目次

炊き込みご飯、また失敗しちゃった

炊き込みご飯 気をつけたい「5つのポイント」

それでも失敗する場合は?

失敗した炊き込みご飯 どうしよう?

失敗した炊き込みご飯 救済レシピ


炊き込みご飯、また失敗しちゃった

炊き込みご飯、「炊き込みご飯の素」があれば普通に炊けるんだけど、自分で炊くと、何でだろう、失敗しちゃう・・・という方も多いと思います。例えば、こんな失敗をした経験はありませんか?

炊き込みご飯、失敗ポイント

・お米や具材がかたい、炊けていない

・味が濃い、薄い

・水加減(かたい、べちゃべちゃ)

炊き込みご飯って、ちょっと難しいと感じている人も多いかもしれませんね。

炊き込みご飯には、ちょっとしたコツがあって、気をつけたい「ポイント」があるんです。今までイマイチだったり、失敗していてもこのポイントを押さえておけば大丈夫。不思議と失敗しにくくなりますよ!

あさりとたけのこの炊き込みご飯 炊飯前

炊き込みご飯 気をつけたい「5つのポイント」

(1)お米の給水

(2)お酒の量

(3)調味料の直入れ

(4)具材の量

(5)炊飯器の炊飯モード

それでは、改善する「5つのポイント」を説明していきますね。

(1)お米をちゃんと給水させる

お米、時間なくても最低でも30〜40分(余裕あれば1時間くらい)給水させてください。給水させないでゼロ炊飯はオススメしません。お米を給水させないと、どうしても美味しく炊けないです。

(2)お酒は少量、少しだけ

「味」や「香り」をよくしてくれるお酒ですが、お酒だけが多いとバランスが取れません。お酒は「ほんの少し」でいいです。「炊くと飛ぶでしょ!」と入れすぎていませんか? 量が多いとアルコールっぽさが抜けず、香りがたちすぎて「超・お酒臭いごはん」になってしまいます。

(3)直に調味料を入れて炊かない

これくらいかな? いま何杯目??  調味料を直に入れていくと、どれだけ入れたか分からなくなったりしすることも・・・

炊き込みご飯はご飯の水加減があるので、入れすぎると味の修正(復旧)が効きません。ついつい、味が濃かったり、水を入れすぎて薄くなったり。目盛りをオーバーしてしまうことも。

→「素」炊飯法  素で作る炊き込みご飯  こんな作り方もあるよ。

あさりとたけのこの炊き込みご飯

あさりとたけのこの炊き込みご飯

おいしい炊き方 「素」炊飯法

先に水、材料、調味料を加熱して「素」を作っちゃいます。

(4)具材の量を調節する

これ、一番失敗しやすいところです。

具だくさんにしたいから、あるもの全部入れて炊いちゃえ!

冷蔵庫に余ってる、きのこと野菜と鶏肉と〜 あれも、これも。

ついつい多くなりすぎて、コントロール不能に。

具材を多く入れすぎると、炊飯しても均等に火が通らず、炊き上がりが生だったり、水気が多くなってしまったりします。入れすぎるとうまく炊けないので、適量を入れるようにしましょう。

(5)炊き込み・おこわコースで炊く

いつもと同じコースで炊いてませんか?

炊飯器をよーく見てください。「炊き込み・おこわ」コース、ありませんか?

炊く時に押して、コースを切り替えるだけ。炊き込みご飯にあわせて炊飯してくれます。見落としがちなんですけど、それだけです。

いつもの「普通」「お急ぎ」のお米の炊飯の時とは火力、時間、蒸らし等が変わります。ここは、炊飯器にお任せして、ベストな加減で炊いてもらいましょう。

あさりとたけのこの炊き込みご飯 炊き上がり

 それでも失敗する場合は?

炊飯器の説明書が家にあれば、探してみて下さい。炊き込みご飯を炊く時のおすすめの炊き方が書いてありますよ。

固いものや具が多すぎる(お米と具材の総量が多い、入れすぎている)と炊飯器ではうまく炊けない場合があります。

・炊飯器の炊飯能力を超えている。(入れすぎ)

・炊飯器の目盛り(水の量)を見間違えている

・もしくは炊飯器の故障 など。

あとは、最初は火が通りやすい具材を選んで作ると失敗しにくいです。(油揚げ、にんじん、水で戻したひじきなどがオススメです)

逆に固いもの=くり、いも、たけのこ、鶏肉などの「火が通りにくく」「ごろっとしているもの」は難易度が高めかもしれません。


失敗した炊き込みご飯 どうしよう?

失敗した炊き込みご飯は、「もう一度炊飯」しても、「水やお酒を足しても」これが何とも、おいしくなりません。蒸らしても、水分を足しても、やっぱりおいしくないんですよね。(そりゃそうだ)

ここは、潔く、カッコ良く、諦めましょう。 

失敗しちゃったから、今日のご飯、ないし(泣きたい)今からもう一度作り直す元気もない。

捨ててしまうのは、あまりにももったいない。でも、このままだとねー。何でこんなの作ったのかな。。。

次は失敗しないぞ! 失敗した炊き込みご飯 救済レシピをご用意しました。(失敗の匠)

炊き込みご飯だけではなく、ビリアニ、ピラフの失敗でも応用可能です。

失敗したごはんは→おじや、リゾットっぽくして食べちゃいましょう。

失敗した炊き込みご飯 救済レシピ

作り方

(1)お鍋を用意します。

(2)失敗した炊き込みご飯を入れます(全部。いっき。とりゃーー)

(3)お水を適量入れて、煮ます。(ごはんが固い場合は、食べられるくらいまで弱火でコトコト)

・和風の炊き込みごはんの場合=たまご、きのこ、ネギ

・洋風の炊き込みごはんの場合=チーズ、パセリ、トマト などを入れます。

味はついているので、調味料は足さなくても具だけ少し足すとおいしいですよ(薄ければちょいと調味してね)

*お米の量があまりにもたくさんで、多すぎる場合は、半分くらいをラップで包んで冷凍。「失敗ごはん:おじや、リゾット用」と書いておいて早めに食べきりましょう。(次もお鍋にドボン)


さいごに

炊き込みごはんは「おいしい、食べたい!」でも失敗しやすい料理だと思うので、何かのヒントになれば幸いです。

炊き込みごはん、大好きすぎて記事が長ーくなりすぎたので、読み物記事が1本できてしまいました。相当書いて、消して。推敲したんですけどね。小学生並の文章力しかないので、まとまっていない所もありますが・・・。

失敗しても大丈夫。気軽に作ってみてね。

おしまい。

ななご
美味しいもの、料理が好き。 パン、お菓子、外国の料理が得意です。