失敗パンで カリっとおつまみ作り

失敗パンで カリっとおつまみ

久しぶりにパンを焼いたら大失敗。パンじゃないのが出来ました。

今日は失敗パンのお話です。失敗したパンをそのまま焼くとどうなるのか? そして、それを使って、おつまみを作るところまでを記事にまとめてみました。

経緯・・・もう12月。寒いかな〜と思って、いつもより熱い、HOTなウォーター(要するにあったか〜いお湯)を使ったんですよ。

ほんと、何も考えず、どばーっと。(直)入れちゃった。

寒かったし、ぼーっとしてたんですかね。いけるかなーと。(いやいやいや)

いやー、やっぱり、ダメでした。(普通はぬるま湯を入れるよ!)

たぶん(いや、絶対)お湯でイースト様が死んでしまった&熱湯で粉がもちもち化(グルテンが活発に・・・)なったんだと思います。

*イーストの死滅温度は60度〜だそうです。
(27~36度がイーストの活動温度なんだって)

パン作り、スタートダッシュから、大切なイーストが死んでしまいました。

良い子はちゃんと温度を測ろう!!

あったか〜いお湯を使ったので、ねばり気のある、団子状の物体が出来ちゃった、というワケです。

こんなの、パンじゃない!(正)

結論1:パン作り、イースト死んだら、復旧不能。


失敗したパン、どうする問題

今から作り直すのが億劫なので

このまま進めたらどうなるのか? 大変気になるので、興味本位でそのまま進めてみます。

こんなのでブログを書こう、という人はいないと思います。

(失敗したの、載せるなんて・・・は、恥ずかしいじゃん。)

が!! しかーーし。

世の中は広い。目の付け所がズレているので、私は記事化します。笑

失敗作から記事を書こう!という人は相当アレだと思うので、あー。なるほど、こうなるのか!というのがよくわかる、失敗例をどうぞ。↓

生地作り
いつもなら、問題なくパンになるんです。(そう、お湯をそのまま入れなければ・・・)

普段は簡単に、こねないパンを作っていますよ。

こねないライ麦パン スライス

放っておくだけ こねないライ麦パンを作る

食べたいけど作りたくない、というジレンマを解消できる、ボウルだけで「放置系 こねないライ麦パン」を作ります。


失敗パン、このまま進めたらどうなる?

レッツ実験、まずは、発酵させてみましょう。

生地作り 発酵
見た目がいつもと違うよ。なんか様子がおかしい。
発酵していない
オーブンで一次発酵させてみました。寄せて丸めてみるけど、膨らみが全く出ない。

れ、冷蔵庫に入れて、置いておきましょう。おやすみなさい・・・

〜翌朝〜 なんじゃこりゃあああ!!!

冷蔵庫から出した生地
ぺったんこ。

いつもは朝になるともこもこに空気を含んで、しっかり膨らんでいるんですけど。

冷蔵庫から出したところ
↑正しく膨らむと、翌日にはこんな感じになります。(イメージ)

やっぱ、ダメですねーー。全く膨らみません。水っぽいだけ。

それでも、丸めて二次発酵させてみましょう。

ダメもとで発酵
もはや、丸めることしかできない。
生地が膨らまない
二次発酵したもの(見た目の変化がほとんどない)

もちろん膨らみません。(ですよねー)

ええーい、ままよ。

ここまできたら、もったいないので、オーブンで焼いてみましょう。

・・・

焼き上がりました

ですよねー。膨らみ、ませんねー。

発酵していないので、塊のまま火が通った感じ。

みっちみち。見た目は・・・フォカッチャみたい。詰まったうどんの塊みたいなのができたよ!

おそるおそる、試食してみる。

皮だけはパンみたいな色をしてます。

もぐもぐ・・・うぁ、なんだこれ。

も、もち?

妙にしょっぱい。こむぎの味。これ、麺とか餃子の皮みたいなのだよ。

「生」な感じが強いです。そのままじゃ、食べられないやつ。

結論2:パン作り、失敗したら、諦めて生地から作り直そう!

そのまま焼いても、やっぱり無理でした。


失敗パンでカリっとおつまみ作り

はい、こいつをどう料理するか、ここからが本題です。

(それを食べよう、という発想もなかなか珍しいと思うよ。)

ちょっと失敗したりしたくらいなら、ラスクとかピザにするのが王道なんですけど、

こいつ、もっちもち、だんご寄りの塊ですからねー。

パンじゃないから、そもそも、膨らみもないので、サクサクしていないわけですよ。

みっしり、詰まってもっちもち。(しかも、塩気があって美味しくない)

材料

・失敗パン(数枚)

・サラダ油

・塩

・青のり

(1)失敗パンをサイコロ状にカットします。

サイコロ状にカット

(2)中がウェットで「生な感じ」をなんとかしたいので、オーブンで乾燥させます。

(120度で30分くらい乾かしました。)何度でも何分でも、乾けばいいです、乾けば。

*パンとして焼けていれば、乾かす工程は必要はないと思います。

そのまま美味しいラスクにしましょうね、ラスク。

乾燥して、カラカラに縮んだやつ。

オーブンで乾燥させます

イメージしたのは「揚げおかき」きょうもイメージで、料理していきます。

(3)フライパンに油をほんの少し入れて、ころころと転がしながら揚げ焼きにしていきます。

もちじゃないし、先に乾燥させてあるので、焦げやすいです。

おかきのようにぷっくら、かわいく膨らんだりもしません。

色が濃く変わってきたかな?くらいで上げます。

(4)油をきって、塩、青のりをふりふり、絡めます。

はい、完成。

(あれ、なんか、普通においしそうな気がしてきた。)

いざ、試食!!!

これ、つまみだ。食える、食えるぞ。

失敗パンで カリっとおつまみ

揚げパンとラスクが合体したような、カリっとむっちり。香ばしいのができました。

揚げたて、のり塩味、美味しいです。お酒にあう、おつまみ出来上がり。

カリカリ系なので、おやつやおつまみにいいかも。

フライパンを片付けている間に、私の分が、ない。

数分置いておいたら、全部食べ尽くされていたのですが・・・

料理だけじゃないですが、何を作っても、失敗はつきもの。失敗してみて、わかることもあるしね。(ダメ、熱湯!)

時間と心に余裕があれば、横道にそれていろいろ試してみるのも楽しいよ。
失敗したパンがあったら、作ってみてね。

ななご
美味しいもの、料理が好き。 パン、お菓子、外国の料理が得意です。