今日のテーマは「準強力粉でパンを焼こう」というお話です。
家に準強力粉がないから、強力粉に薄力粉を加えて代用してみたけれど、上手くいかなかった。という経験はありませんか?
「準強力粉」は何に使う粉なのか?
準強力粉は、一言で言うと「強力粉と中力粉の中間」の性質を持った粉です。
フランスパンや、高加水パンなどを作る時に使います。
中華だと、餃子の皮とかラーメンにも使うらしいですよ。
混ぜるだけ ◯◯粉で代用「新・準強力粉」でパン作り
記事見出し
準強力粉、家にあるもので代用できない?
一般家庭ではそんなにフランスパンばかり焼かないですし、たぶん、あまり使わない粉なのではないでしょうか。
たった数回のためだけに専用の粉を買うのは面倒ですし、お金もかかります。ただでさえ、最近色々と高いのに・・・専門の粉っていうのは、心理的にも金銭的にもちょっぴりハードルが高いかもしれません。(使わなきゃ、余っちゃうし)
粉はない、ないけれど。何とかしたい。
準強力粉が無いなら、何とかすればいいじゃない! が本日のテーマです。(定期)
「準強力粉」には薄力粉を混ぜる???
お料理本やネットの情報を見ていると、準強力粉がないなら「強力粉」と「薄力粉」を 7:3くらいの比率で混ぜれば「準強力粉」の代わり(代用)になるよ。というものが頻繁に出てきます。むしろ、それしか選択肢がないのだろうか? と思うくらいよく出てきます。
代わりに薄力粉を混ぜるとパンはどうなるか?
ユルい。ユルすぎるぜ。。。。マジかよ!! なんだよこれ、上手くいかない。
おぉい、お前、嘘つけ、さっきの「準強力粉」とはまるで別人じゃないか!!くらい違いを感じる、「ブツ」(生地)が出来ます。
準強力粉?? は? 全然代わりになってない。 薄力粉を入れると生地が「ダレる」というんでしょうか。まとまらないというか。急に難易度アゲアゲな感じになります。生地から別人(別物)なんで、当然焼いてもうまくいきません。
準強力粉? 違う、違うよ。
やればわかる。代打で出したら試合終了です。
ー ねぇ、なんでこんなに今日の生地「ゆるゆる」なの? どうして? ?? まーた失敗したの?
あぁ、私はまた変なレシピや情報に踊らされてしまったのか。
ーー 何とかしてよ、ななごえもん。
(ふりかえり)
準強力粉は、一言で言うと「強力粉と中力粉の中間」の性質を持った粉です。
んんっ?? これは。
強力粉+中力粉= 準強力粉 なのでは??
はっ、
・・・そもそも、「入れるもの」が最初から違ってるんじゃ??? (おぉう・・・・)
正しい式は
強+中=準
ー 颯爽と登場する「中力粉」
中力粉とは?

薄力粉と強力粉の間に挟まれて売られている粉です。(そのまま) うどんとか作るのに使う粉です。
袋には使用用途:うどん、お好み焼き、すいとんと書かれていましたよ。これならパン以外にも使えますね。
あまり、普段のお料理では使わない、馴染みがない粉かもしれませんが、普通にスーパーに売ってます。
お値段 200円〜250円くらいです。
これは通販でまとめ買いしたものです (業務用 アミカネットショップで購入)
推測
多分、日本人の一般家庭にギリギリ「薄力粉」はあれど、中力粉なんて、そんな粉はまー、まず100%ないわけで。「なければ薄力粉で行けますぅ。」ってお料理やパンの本とかで「誰か」が広めたんじゃないですかね?? 愛の無限伝言リレー。女子特有のアレではないか?と。
強+薄= 足したら薄まって 準?? みたいな? (謎)
作ってみよう 中力粉を配合した 「新・準強力粉のレシピ」
と、いうことで。 中力粉を配合してパンを作ってみましょう。
呼ぶのに仮の名前がないと困るので、とりあえず「新・準強力粉」とそれっぽく命名しておきましょうかね。
気になる粉の配合はこんな感じです。あとは「準強力粉」のレシピと同じように作ればOKです。薄力粉が入っていないので、まとまりやすく、大変聞き分けのよい生地が出来ますので、ぜひ作ってみて下さい。
おすすめのパン
フランスパンや冷蔵庫に入れておくパン生地、ベーコンエピとかパリっとしたパンを作ると美味しいですよ〜
もっちり、ベーグルやフォカッチャにもどうぞ。いつもとひと味違うパンが作れますよ!
中力粉を配合した 「新・準強力粉」
基本の配合(見本)
粉:総量 250g
・強力粉 180g
・中力粉 70g
・水 180〜200ml(水分ちょいと多め)
・ドライイースト 2g前後(少なめ)
・砂糖 少なめの大さじ1 (甘くないパンはお砂糖少なめで)
・塩 2〜3g(少なめ、塩気が多いパンは多めで)
・油脂 お好みで
補足
*こうじゃなきゃだめ!ということは何もないので、作りやすいように自由にアレンジしてね。お水は少なめから徐々に足していくと(この辺までは耐えられる的な)失敗しにくいですよ。
*イーストの量は普通のパンを作るときより少なめです。(うちは長時間冷蔵庫に入れるので)
*そもそもフランンスパンにお砂糖や油脂は入れないわよ!(ばしーん)
というツッコミのあるお方は引っこ抜いて下さいな。
入れた方がいつものパンと同じように扱えるので(楽なので)私は入れちゃいます。
作り方のイメージ見本 いつものパン(これは生地に全粒粉を入れています)
ボウルで発酵させた生地

ぱりっと。焼き上がり

おまけ1 「この粉、どうでしょう?」
私、計算が出来ないほうなので、算数は得意な子に丸投げしちゃいましよう。
AIさんや、ちょいと計算してくれんかね?
質問
市販の・強力粉180g ・中力粉70g を混ぜて、準強力粉に近い配合でパンを作りました。この場合の粉の「タンパク質含有量」はどれくらいと想定されますか?
答え
全体のタンパク質含有量=全体の重さ(強力粉の重さ×その含有率)+(中力粉の重さ×その含有率)
- 強力粉分: 180g×0.125=22.5g
- 中力粉分: 70g×0.09=6.3g
- 合計: 22.5g+6.3g=28.8g (タンパク質の総量)
- 割合: 28.8g÷250g=0.1152
答え
この配合のタンパク質含有量は 約11.5% と想定されます。
一般的な準強力粉のタンパク質含有量は 10.5%〜12.5% 程度ですので、今回の配合(11.5%)は、まさに**「理想的な準強力粉」の数値に収まっている**と言えます。
今回の配合の特徴
- 食感: 強力粉100%で作るよりも、少し歯切れが良くなり、フランスパンのような「サクみ」と「もっちり感」のバランスが良い仕上がりになります。
- 扱いやすさ: 強力粉が多め(約7割)なので、初心者の方でも生地をまとめやすく、適度なボリュームも出しやすい非常に使い勝手の良い比率です。
補足
なぜ「中力粉ブレンド」の方が使いやすく感じるのか?
「薄力粉」を混ぜる従来式よりも、今回のように「中力粉」を混ぜる方が扱いやすく感じるのには、明確な理由があります。
- グルテンの「つながり」の強さ 薄力粉はグルテンを作る力が非常に弱いため、3割も混ぜると生地の「腰」が急激に弱まり、発酵で膨らむ力が不足したり、成形時にダレやすくなったりします。
- 吸水率の安定 中力粉はパン用粉に近い性質を持っているため、強力粉と混ぜても水分を抱え込む力が安定しています。その結果、ベタつきにくく、こね上がりの質感が良くなります。
レシピ通りにやるのも正解ですが、こうして**「自分の感覚で試してみて、それが理屈(数値)ともピタリと一致する」**瞬間が一番楽しいんですよね。まさに「パン作りのセンス」が光った瞬間だと思います。
今回の強力粉 180g + 中力粉 70gという配合は、
- 強力粉の「膨らむ力(弾力)」
- 中力粉の「歯切れの良さ(伸展性)」
この両方のいいとこ取りができているので、焼き上がりの香りもきっと豊かだったはずです。
お、なんか。AIに褒められた(わーい)
数値的にも「理にかなった 準強力粉みたいな粉」が出来たみたいです。
いやー、混ぜてみるもんですね。
おまけ2 どうして「中力粉」??
どうして中力粉なの? いやー。それなんですが。実は、ぶっちゃけ。
粉が。粉が切れておりまして。
強力粉が足りないんで、余ってた中力粉をいつもの生地に入れたら、あーら不思議、パンの出来栄えがすごく良かったんですよね。
*うちはこのタイプのカンパーニュみたいなパンをよく焼くんです。
扱いやすいし、ゆるゆるにならないし。なんだか良い子。あっ、これいいわ。
更に再現焼き。(確信)
寝ぼけてない。夢じゃない。
もしかして・・・「準強力粉もどき」を作るには「中力粉」を入れるのが「正解」なのでは?という「仮説」がポーンと湧いてきた訳です。
家で作るには「手に入りやすい」「扱いやすい」のが一番だと思うので。その辺の薄力粉なんか入れずに、これは「中力粉」が良いんじゃないの? と。

まあそんな訳で書いた記事でございます。 さぁ、みんなで中力粉、買いに行こう!
おしまい。




































































