・どんな料理?
全粒粉を配合しつつ、大きく膨らんだ、ふわふわな全粒粉のパン。
「かたい」「小さい」うまく焼けない、全粒粉パン。
なかなかうまくできないパンの代表みたいな子。でも、全粒粉も買ったし、焼きたいよね。
ホームベーカリーで焼くと、膨らみが悪く、詰まった感じになってしまい、団子状の固まりのような、すんごいのができる(わかる)。しかも、何度やってもかたい、ふくらまない。ホームベーカリーは、壊れてないっぽい。・・・だって、食パンは焼けるもん。
パンのふわふわと全粒粉のつぶつぶ感を両立させるために開発。
ちょっと手間かかるけど、こいつ、オーブンで焼けばいいんです!
家事の合間、映画見ている間とか、「~ながら」で焼けるのでおすすめ。
全粒粉がなければ、全部強力粉で焼いてみてもいいよ。(普通の大きいパンになっちゃうけど)
・簡単な作り方
・生地を作る。
一次発酵まではホームベーカリーの生地コースでこねて作る。
イーストちゃんがちゃんと働くように生地を作ろう。
全粒粉リッチなパンにしたい
=全粒粉の比率を多くすると、膨らみにくく、失敗しやすくなるので、全粒粉の比率は10%前後で作ると作りやすい。 まず焼いてみて、成功したら配合を変えてみよう。
★例:粉の総量:280gなら、
全粒粉は:30~40gくらいが適切。
残りは強力粉:240~250g
・分割、成形、発酵させる
一次発酵までホームベーカリーで作ったら、真ん中で2つに分割し、丸めて発酵させます。
余計なことは何も「しない」
強烈なパンチをくらわせたり、こまかく分割したり、複雑な形にこねくりまわしたり、フルーツやナッツ入れたり、クープを入れたり「しない」
一次が終わったら、2分割して、丸めて天板にポイでよい。(クッペっぽい形にしてもいいよ)
発酵は40℃で40~50分くらい発酵させます。
大きく膨らむまで放置します。お好みで強力粉をふりふりするくらい。
・オーブンで焼く。
200℃に余熱したオーブンに入れて焼きます。
200~180℃で20分前後 焼きます。
オーブンによって温度差、クセがあるので、調整してね。
(180℃で焼き加減を調整しながら焼くのが失敗少なくていいかも。)
*パンが膨らんで高さが出てしまうので、上の部分がとても焦げやすいです。
写真のパンもちょっと焦げパン風。
温度、時間を工夫して焼いてね。
(温度を下げる、時間を短くする、アルミホイルをかける、余熱で調整する、など)
・完成
大きめの全粒粉のパンが2個焼けました。
全粒粉を配合しつつ、大きく膨らんで、ふわふわなので、食べやすいと思います。
食べる前にスライスして食べると パンが乾かないよ。
スライスしてチーズ、バター、ジャムをのっけて食べると美味しいよ。
パンがやわらかいうちに具をはさんで、サンドイッチにしてもいいよ。
(時間が経つとパサっとしてしまいます)
・ポイント
ホームベーカリーでは焼かない(!?
全粒粉の比率(全粒粉を入れすぎない)
イースト菌がしっかり働くように生地を作る(ふくらむように作る)
2分割して余計なことはせず、焼いちゃう