おいしいパンが焼きたいだけなのに。ホームベーカリーでパンが上手く焼けない。ふわっと膨らまない。今日はそんなお悩みを解決する記事をお届けします。
パンがうまく焼けない原因
・イーストのせい
・粉のせい
・水のせい
・温度のせい
・ホームベーカリーのせい
・作る人のせい
正直、疑いだすと心あたりがありすぎる。でも、気にしてばかりいたら、パン作るの嫌になっちゃいますからね!カンタンに行きます。
毎度おなじみ、ななご式で手っ取り早く解決!
はいはい、明日のパン、何とかしましょうね。
では、まず、材料の粉とか砂糖とかバターとかイーストを…
とか、お作法通りの面倒なことは私は言わないです。(知ってた)高級な材料に買い替える必要もないです。今ある材料、よほど古いとか訳ありじゃなければ使えますから。もったいないですよ。ダメなら(余計)ダメもと。焼いてみましょう。
パン生地にある「ブツ」を加えるとホームベーカリーでパンが良く焼けるようになります。(ここは敢えて「ブツ」と書きます)
それは・・・
ティースプーン1杯の酒粕。
これだけ。
は???
(今までの私の苦労、何だったの…) 泣
これ、酒粕を使いやすいように水で溶いてペースト状にしたものです。酒粕に適当に水を入れてスプーンで溶いて、置いておくともったりとしたペースト状になります。これを「ティースプーン1杯」加えます。それだけ。
*このパン、焼き上がったパンから「お酒の香り」がするので、まず最初は酒粕の量を少なめに。ティースプーンにほんの少し、1/3とか1/2、控えめに入れて焼いてみるのがいいかもしれません。
酒粕を加えたパン作り
パンケース(容器)に入れる順序はこうだよ。
(1)計量カップに計量した水(またはぬるま湯)、砂糖、イースト、水で溶いた酒粕を入れ、全部よくかき混ぜ、溶かします(容赦なくぐるんぐるん混ぜる)。あとはジャバーっと液をパンケースに注ぎ入れます。
(2)残りの材料(強力粉、バター、塩)を入れる。
(3)スイッチ、オン!
(4)あとはネットしたり、お風呂入ったり。自由に転がりながら焼けるまで待機。
酒粕にお酒の酵母菌?とか入っているからなんですかね?イーストとの相乗効果??
(本人、詳しい理屈はまったく分かりません) ←ここがポイント
生地がふわっふわになって一気にパンの膨らみ、仕上がりが良くなります。
この方法発見したら、嬉しくて。なんだか無性に。酒粕たくさん入れたくなっちゃうんですが・・・
酒粕を過剰に入れると酒の香りが強く、「ただ酒くさいパン」になります。注意ね。(経験者語る)
なんだか最近イマイチな時は「おまじない」っぽく試してみてね。
これからの冬場は温度が下がって、普通に作っていてもパンの出来が不安定になりやすいです。材料や温度の調節が必要になります。お水をぬるま湯にしたり、温度が下がらないようにしたりとかね。
全てのお悩み解決!とはいかないかもしれませんが、パン様のご機嫌が良くない時にスプーンで1杯入れるだけなんで、非常に簡単だと思います。
酒粕について
スーパーのお豆腐コーナーの付近にいろいろなお酒の酒粕が売ってます。
(いろいろあるけど、1袋 200円〜400円くらいかな)
甘酒や粕汁、粕漬けにも。冬の季節は他の料理にも使えて重宝しますので、ぜひ試してみてね!
これでダメなら、あやしい材料買い換えだ!!
おしまい。
きょうの蛇足(補足)
パン作り。膨らみが良くない時は水、発酵、温度などに原因があることが多いような気がします。
とはいえ、機械が一生懸命にこねこね作ってくれるんで、上手くいかないこともあります。ダメならちょいとお手伝いしてあげましょう。
あと、ホームベーカリーが故障している、機能がおかしくなっている場合は何をやってもうまくいかないです。これは根性で手ごねするか、宗旨替えしてボウルで放置系(オーバーナイトと言って!)ハードパンを作るか、ホームベーカリーを買い換えるしかないです。
最新、最上位の機種とかじゃなければ、(悩んでいるより)新しい機能がついたお手頃価格のホームベーカリーもいっぱい出てますので、探してみるのも良いかもしれませんよ〜 完。