今日のテーマは「田舎、食べ物が贅沢すぎる」というお話です。
田舎に住んでいると、物々交換でもないけど、知り合いの人といろいろやりとり(行き来)があるんです。(こういうのはいいところだよね。)
「さっき畑で掘った野菜、持っていかない?」とか、「山に行って山菜取った帰りなんだけど!」とか。「いやー、今日は、たくさん釣りすぎちゃったー!」とかとか。
クーラーボックスに満タンのお魚とか、カゴからはみ出てる山盛りの山菜とか。
時期になると、どこからともなく、いただきものをいただきます。
もちろん、もらいっぱなしではないので、お返しもします。お付き合いなので、お金をかけてお礼の品物を用意したりすることもあります。
「**さん、お父さんお酒、好きだよね、飲むよね?」
「東京のお土産のお菓子、あるんだけど!」
「これ、ちょっとお裾分けね」
「いいところに来た、今ちょうど煮たばっかり、詰めておくね」とかとか。
ブーメラン、ブーメラン・・・(くりかえし)
タッパーに詰めて、飛んでいく。
振り返ってみると、今まで食べていたものは、大体がうちのばあちゃん(祖母)の人柄でくるくると循環していたものが多かった。
田舎生まれ、田舎育ちで面倒見が良いうちのばあちゃん。
社交的で料理好きで「コミュ力(コミュりょく)」の高い人だったんですね〜
もしかしたら、いやいや、うちも田舎だけど、全くそんなのないよ! という方もいるかもですけど。それはそれで。
(日本にはそんな田舎もあるんだねぇ。へー。 という感じで、昔話の物語っぽく読んでね。)
すぐ捌く、すぐ加工、食べる(超うまい)
田舎、食べ物が贅沢すぎる。
舌が肥えているから、みんな食べ物に妥協がない。結構その辺はシビアかもしれない。
当然、いいものを食べるのにはお金がかかりますが、都会とは比べられない「いいもの」が安価で売られていることが多いです。身近なところだと、道の駅とか、直売所とか、地元のお店とかね。
「これ、小さくない?」「 今年は見栄えが良くなくない」 とか、すごく敏感。
特にご高齢の方の目利きは厳しい(シビア)かも、です。
(↑素人が見ても、わからない。)
とれたて、今すぐ。が当たり前だったので、「あ、うまいものを毎日食べていたんだ」と、いう自覚もなく。なんか違うな、おいしくないな。
と、田舎を後にしてから気がつくのです(あれっ?)
その反動で、たまーに帰省すると「食べものばかり」買って帰ります。
郷愁を誘うどころか、これじゃ足りない! と心配な感じがしちゃう。
冬眠前のクマが食いだめするように、あれこれ買い求めて、箱に詰めて、宅配で送って。帰る前に増えた追加分はリュックに背負って帰ります。(そして都会の巣に帰っていく)
「結論:田舎の食べ物、無条件でなんでも美味しい」
訳=食べ慣れたものが一番おいしい。これホント。
おしまい。