大量の生姜に困ったら「生姜の佃煮」を作ってみよう!

生姜の佃煮を作ろう

生姜、植えると増える増える。

大量の生姜、何に使おうか?? 生姜焼きとか? うーん、そんなに使わないか。

生姜がたくさんあるなら、「生姜の佃煮」を作ってみましょう。

冷蔵庫に「入れっぱなし」はダメですよ。放っておいたら、使わないでしょ?

佃煮にしておけば日持ちするし、ごはん、おにぎり、お弁当にも使えますよ。

必要なものは「大量の生姜」。あとは家にある材料ですぐ作れちゃいます。

それでは、始めます。


今日のゲスト「生姜」

おかんが庭に興味本位で生姜を植え(埋め)てしまい、大量に収穫された生姜たち

残った生姜を庭に植えてみたら、こんなにできちゃった! どうしよ…(原文ママ)

どうやら、ほんとに庭に埋めただけみたい・・・。

すごいね、生姜。逞しいぜ、生姜。

大量の生姜
庭にはまだ生姜が埋まっている

生姜の佃煮

材料

・生姜(好きなだけ)

生姜は刻んで煮るとと小さくなるので、ちょっと多いんじゃない?? くらいの量でOKです。

今回は生姜を6〜7かたまり(大小混合)くらい使いました。(ちゃんと数えてないです。もう少し切ったかもしれない)

生姜の選び方

新鮮で柔らかそうな生姜が良いですよ。

育ちすぎて固いもの、繊維が多く、筋が多いものは佃煮にしてもあまりおいしくないです。

筋っぽくてねー。口に残るというか。かたいです。はい。

調味料

・醤油

・めんつゆ

・顆粒だし

・みりん

・砂糖

・かつお粉 *

・かつおぶし

生姜+かつおの佃煮です。

かつお粉とは?

かつお節を薄く削って粉砕した粉です。スーパーのかつおぶしとか置いてある、乾物コーナーに売ってます。 なければ「かつおぶし」を多めに入れて代用できます。


生姜の佃煮 切り方は 2種類

生姜の佃煮、切り方が2種類あります。

(1)千切り(かんたん)

(2)みじん切り(ちょっと面倒)

(1)の千切りは千切りスライサー(にんじんをしりしりする、穴のあるスライサー)を使うと簡単にできます。

時間をかけずに、サクっと簡単に作りたい場合は(1)「千切り」がおすすめです。

スライサーだけなので片付けもらくらく。

(2)のみじん切りはパラっとしているので、ごはんにかけたり混ぜたりしやすいです。

ただし、みじん切りは、手で切り揃えるか、フードプロセッサー、ぶんぶんチョッパーなどで刻む必要があります。

とにかく生姜が大量にある。細かくトントンするのは苦手、という場合は(2)の「みじん切り」
道具を使って一気にガーっと。刻んでしまいましょう。

洗い物出るけどね。

生姜の佃煮 千切りバージョン
これはスライサーで作った「千切り」バージョン

生姜の佃煮 手順

(1)生姜を洗って皮を剥く

(2)生姜を切る(千切り、またはみじん切り)

(3)下茹で (茹でこぼし)

(4)味付け

※ 注意 ※ 

(1)生姜を洗って皮を剥く

生姜を洗って皮を剥きます。

曲がっているところやデコボコに泥や汚れがあるので、洗ってきれいにします。とれないものはバリっと剥いて綺麗にします。色が変なところや硬いところも切ります。

・フレッシュでやわらかい生姜の場合

=スプーンを使って、ガリガリと削ると皮が薄く剥け(削げ)ます。

・普通の生姜の場合

=包丁で皮を薄く剥きます。(削れるようであれば、スプーンで強めに削ってもいいですよ。)

泥がついていたり、変色しているものはポイしちゃってOKです。きれいな皮だけお皿に残しておいてね。


(2)生姜を切る(A:千切り )(B:みじん切り)

千切りスライサーを使って生姜をスライスしていきます。

かたいところがあるとひっかかってスライスしにくいですが、全部「しゃりしゃり」スライサーを使って千切りにします。

手で切る場合:生姜をふつうのスライサーで厚めにスライスし、細く千切りにしてから細かく刻んでいきます。

根気よく均等なサイズになるよう細かく「刻みます」手作業。地味に面倒です。

生姜を刻む
手動で刻んでいく

面倒な方はフードプロセッサーやぶんぶんチョッパーを使ってね。

生姜が細かく「みじん切り」になっていればOKです。

細かく刻む
粗く見えるけど、拡大しているからだよ(きっと)さらにトントン。

(3)下茹で

お鍋に湯を沸かし、切った生姜を茹でます。

(茹でこぼします。)

茹でこぼす

生姜を沸騰したお湯でさっと茹で、茹で汁を捨て、生姜をザルにあげ、水気を切ります。

*この「茹で」の工程を面倒がって省略すると「辛い」です。

生姜をざるにあげる

(4)味付け

下茹でし、水気を切った生姜にお好みの調味料を加えて鍋で煮ていきます。

調味料

・醤油

・めんつゆ

・顆粒だし

・みりん

・砂糖

今日はこの辺を入れて煮ていきます。

調味料は好きなものを好きように。お好みの味になるように加えて下さい。いつもご家庭で使っているものでOKですよ。

調味料を加えて煮る
調味料を入れて味付けしていくよ

生姜は細かく切ってありますので、サッと煮るだけで味がつきます。

冷めるとさらに味がしみて「濃く」なりますので、そんなにキツく煮詰めなくてOKです。(味が濃くなっちゃうよ)

味がついてきた生姜
すぐ茶色くなるよ

色がついてきたら

・かつお粉、かつおぶし を加えます。

生姜だけで煮るとストレートに生姜の味が出すぎちゃう(ちょっと強い)ので、「かつお」を加えて「うまみ」を足しています。

*かつお粉がない場合は・・・

かつおぶしを多めに加えて下さいね(バサッ)

煮ると、かつおぶし、どこいった?? くらい小さくなっちゃいますので。これでもか! と多めでOKです。(バサっ、バサッ)

かつおぶしを加える
かつおぶしは最後のほうで入れますよ。

冷めるとさらに色が濃くなります。

はい、完成です。

生姜の佃煮 完成

生姜だけだと辛いのですが、かつおを足すことでうまみが加わって「マイルド」に。

生姜だけで作るよりも食べやすいので、ぜひお試し下さい。

ごはん、おにぎり、お弁当にどうぞ! 葉もの野菜のおひたしにのせてもいいよ。

保存は「冷蔵庫」で。手作りなので、早めに食べきって下さいね。

あんなにたくさん。せっせと切ったハズなのに・・・。これくらいの量になったよ。

生姜の佃煮 拡大
生姜の佃煮をごはんにかける
炊きたてごはんに生姜の佃煮。
生姜の佃煮おにぎり
ごはんに混ぜれば「生姜の佃煮おにぎり」(千切りバージョン)

今日のおまけ

* 残った「生姜の皮」 活用方法

そのままだと捨ててしまう、「生姜の皮」ですが、実は使い道があります。

生姜の皮は、ラップで包んで保存袋にいれて「冷凍庫へ」

冷凍しておけば、お肉や魚を茹でたり、煮るときに活用できますよ。

チャーシューなどのお肉や鶏ガラスープ、さんまや鯖なんかのお魚を煮るときに冷凍したまま、ポイっと入れてそのまま使えます。薄いので、いつもより多めに入れてね。

生姜の皮でも十分使えるので、冷凍でストックしておくと無駄なく使い切れます。

冷凍する時は、忘れないように袋に「生姜の皮」とペンで袋に書き込みをしておくといいですよ。凍ってしまうと「これ?何??」 わからなくなりがちです。(冷凍、すぐ忘れるの巻)

ななご
美味しいもの、料理が好き。 パン、お菓子、外国の料理が得意です。