尾去沢鉱山 おさりざわこうざん
秋田県の端にある、1300年の歴史がある鉱山跡だよ。
チャンスは 2026年3月末まで。
何で今??ラスト見納めって何?
秋田の尾去沢鉱山ですが、春から(正確には、2026年 4月から)は団体のみの「予約制」になってしまいます。そのため、4月からは個人での見学はできなくなるようです。
尾去沢鉱山
なので、もう見られない。入れない。残り時間はあと僅か、というわけです。
自由にあちこち見て、雰囲気をじっくり「堪能」できるのは「今だけ!!」
…で、いつ行くの? ?
い、今だっ!!全力で!!駆け込みダッシュ!!
と、いうことで。急遽、駆け込みで秋田まで行ってきました。
交通費 タカイタカイ。涙。

こういうの大好物。
私は無心になって、ひたすら写真を撮りまくっていました。
全部貼ると、来る方の楽しみが減ってしまうので。雰囲気がわかるようなのを数枚チョイスして貼っておきます。
まあ、「秋田枠」ということで。そもそも秋田県、他県と比べると情報少ないし。折角なので、ブログに載せておきます。(・・・ここ、お料理ブログなんだけどね! )
今ならだいぶ怪しい解説 & 現地までのアクセス方法もセットでつけちゃう! ← 抜けとか間違いがあったらごめんね。 m(._.)m

おすすめの服装について
尾去沢鉱山の中は年中13度くらいです。
ひんやり、肌寒いので、上着を持って行ってね。(パーカーやフードつきの服がおすすめ)
歩く時間もそれなりにかかります。(ゆっくり見ると1時間くらいかな)上から水もぴちゃん、ぴちゃんと垂れてきます。足元も水で濡れているところや滑りやすいところがあるので、歩きやすい靴で。
坑道内にはこまめに案内の看板があって、説明の音声ガイドが流れていますよ。
鉱山で栄えた尾去沢の歴史
昔は金、銀、銅やら色々取れたそうな。ここは南部のお殿さまの所領地だよ。
南部藩です。(家紋:南部鶴)

金が出るので、京の都にも金を運んでいったり、有名な岩手の中尊寺の金のお堂(金色堂)を作るのにも使われていたんだとさ。
江戸時代になると、日本でとれた金、銀、銅は、大阪に集められ、加工されて、長崎から海外にいっぱい、いーっぱい輸出しまくったらしい。(と。前に長崎の出島に行ったら書いてあったっけ。)
昭和18年ごろの尾去沢鉱山には、働く従業員が4,500名もいたそうです。(すごい)
鉱山で働く人、そしてその家族も多かったので、街は栄えて娯楽も多く、お酒を作る酒蔵も何軒もありました。人が多いので尾去沢まで来る行商人も多かったという話です。(と少し地元の人から聞いた)

大きくて立派な「黄銅鉱」

尾去沢鉱山の模型。
立体で見ると、階層がわかれ、網目のように精密に坑道が掘られているのが分かる。

壁面。いろんな石が混在している。 直利 (なおり:鉱脈)を発見したときの喜びはひとしお。(そりゃそうだ)

掘って、掘って、掘りまくって、枯れるまで、掘った。
今から47年前、尾去沢鉱山は1978年に閉山しました。(あれ、意外と最近?)
尾去沢鉱山。人の営みと歴史の香りがする、ロマン溢れるいいところ。
ああ、見られなくなるなんて。なんてもったいない!!
みなさんも、リアルな洞窟ダンジョン探検、いかがでしょう?
なかなか行くのが大変な場所ですし、アクセスもしにくいのですが。興味ある方、お近くの方はぜひ出かけてみて下さいね。
おしまい。
【 スペシャル巻末付録 】
秋田ってどこさ? というあなたへ。首都圏から秋田県(尾去沢鉱山)までのアクセス方法
秋田県(尾去沢)まで行く方法
(1)新幹線+バスで行く
まずはJR 東北新幹線で岩手県、盛岡へ。盛岡駅からバス(みちのく号)で行く方法。
尾去沢は秋田の北東の端、かなり岩手県寄りなので、秋田新幹線で秋田まで行かないで・・・岩手側から行くと近いのです。
高速バス みちのく号
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/archives/3669/
新幹線+バスなら便数が多いので、せっかくなら秋田〜岩手県の周辺観光もしたい。途中で温泉に寄ったり、美味しいものも食べたい!観光したーい!
柔軟にゆったりスケジュールを組むなら新幹線+バスがおすすめ。
(2)高速バスで行く
東京からだと、高速バス(夜行バス)のジュピター号で行く方法もあります。
東京(池袋)、埼玉(大宮)を深夜に出発して、早朝には秋田に着きます。
秋北バス ジュピター号(夜行バス)
https://shuhokubus-gr.co.jp/express/jupiter.html
秋田の県北エリアに行きたいわ。よーし、迷わず秋田、直行しちゃうぞ!という「豪の者」におすすめです。
(注) かなり上級者向けです。
なお、早朝はお店とか開いてません。都会の感覚で行くと…やばいぞー。& これからの季節は寒いです。雪が降ると一気に難易度が上がりますので、どうか、どうか。雪が降る前におでかけください。
(3)飛行機で行く
東京、羽田空港からANAで。秋田の北にある、「大館能代空港」まで飛行機でビューンと飛ぶ方法もあります。
羽田からは1日3便。空港からはバスで大館市まで移動。それからバスまたは電車で行けます。フライトやバスの乗り換え案内はこちらから。
大館能代空港
んー。んー。あれっ・・・。
うーん、飛行機だから、近いはずなのに。随分迂回してる感じが。(もやっ)

尾去沢鉱山へのアクセス
最寄り駅:JR東日本 花輪線 「鹿角花輪駅」(かづのはなわえき)です。駅を出てすぐ。駅前0秒。
目の前がタクシー乗り場です。タクシーで行けます。(10分くらい)
※時間がわかっていれば、タクシーは帰りのお迎えも予め予約して頼んでおくと良いと思います。山なので。何もないです。はい、山なので。
駅からは高低差もありますし、徒歩で行くのには道のりが険しいです。何かあるといけないので、車で行ってください。山道なので熊も出るっぽいです。
Google ストリートビューで見ると、いけそうな気がしますが、錯覚です。気の迷いです。田舎の車で10分(しかも山道)は観光でお越しの方には相当ハードルが高いです。
徒歩、自転車は危ないからやめましょう。危ないです。
なんと。渡りに船!
期間限定で鹿角市が観光「乗り合いタクシー」のサービスをやっています。
興味がある方はルールをよく読んでから、電話で問い合わせて下さいね。
※ ただし、時間とルートが決まっている & のりあいなので、事前に予約が必要です。いきなり行っても乗れませんよ。
かづの・こさか乗合タクシー「観光旅タク」
https://www.city.kazuno.lg.jp/soshiki/sangyokatsuryoku/kankokoryu/gyomu/2/1/13640.html
運行期間:令和7年10月1日(水曜日)~令和8年3月31日(火曜日)
※予算の関係で運行を中止する場合があります。予めご了承ください。
※※ 注意喚起 ※※ 秋田は熊が出るよ(ほんとだよ)
秋田は「くま」が出ます。山じゃなくても、町の中、人がいるところでも「普通に出ます」
そういう土地なので。心の隅にとめておいてね。熊は「猛獣」です。
参考URL
・秋田県 ツキノワグマ等情報マップシステム【クマダス】
・秋田魁新報 秋田のクマ出没マップ